極端さが生む軋轢をどうする

2011/06/02 20:42 に 牧野直哉 が投稿

大きな震災の後だけに、こういった動きはどこの企業でも多かれ少なかれあるのでしょう。以下の記事の場合は、その動きの陣頭指揮を社長自らとるもの。かねてより、資材部門の地位の低さを憂いていた私には、嬉しいニュースでもある。

しかし、多くの企業でトップの意思が「安くしろ」以外で調達購買部門に届かなかったことも事実。従い、まずは正しくトップへ購買部門の仕事について理解して貰う必要がある。この記事にも「見直す」とあるだけで、具体的な方向性は記されていない。調達・購買部門にはチャンスであると同時に、大きな社内リスクである。
今まで行なわれなかったことを行なうためには、大きな力が最初は必要になる。今回は、その部分をトップが行なってくれた。あとのハンドルとアクセルの操作を、是非調達部門主導でおこなってくれたら・・・って願ってます。

 

東日本大震災/ブラザー、部品調達を見直し-社長直轄プロ発足

掲載日 2011年05月12日

 【名古屋】ブラザー工業は東日本大震災を機に、部品調達を見直すプロジェクトをスタートし

た。小池利和社長の直轄プロとして製造や購買、開発など各部門の担当者が集結し、「中長期的な購買のあり方や在庫の持ち方について議論する」(小池社長)方針だ。
 同社の2012年3月期は電子部品などの調達が不透明で「第1四半期は在庫で対応できるが第2四半期以降は生産に影響が出る可能性がある」(同)としている。震災の影響を通期は売上高ベースで150億円、営業利益ベースで50億円を予想している。
 一方で海外を中心に産業用機器や工業用ミシンの引き合いは旺盛。このため生産への影響を最小限に食い止めたい考えだ。代替部品の調達を急ぐとともに同プロで中長期的な部品調達のリスク分散について議論する。

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